宮沢賢治のおはなしのことならおもしろい!
 『注文の多い料理店』はその中でも代表的な作品です。
 スタジオ・ポラーノが演ずる『注文の多い料理店』は、ポラーノの広場の歌のメロディにのせて原作の魅力を余すことなく表現しながら、現代的で、子供から大人までみんなが楽しめる内容の脚色と演出が効果的に施されて、素晴らしい劇に仕上がっています。小学校から地域の人々まで多くの皆さんに鑑賞してもらいたいのでこれを推奨します。
 都会から狩猟にやってきた紳士の二人は、道に迷いお腹をすかしていたところ、山奥で思いもかけない外見立派な「西洋料理店 山猫軒」を見つけます。入口には、「注文の多い料理店」という注意書きが掲げてありました。不安と期待を込めながら玄関から入っていくと、次から次へと扉が現れて、はたして行き着く先にはどんな料理が出てくるのでしょうか?
   さあ、あなたも一緒に扉をあけて中へお入りください。
 深い深い山の中、二人の紳士が狩猟にやってきました。鹿を仕留めようと威勢よくやってきた二人でしたが、いつの間にか道に迷ってしまいました。途方にくれる二人の前に「西洋料理店山猫軒」が現れました。
 二人は店の中に入りました。すると「当軒は注文の多い料理店ですからどうかそこはごしょうちください。」という注 意書きがありました。二人は「流行っている料理店だ」と思い込んで、ずんずんと店の奥へと入っていきました…。
子どもも大人も楽しめる
 現代にも通じる風刺童話の傑作『注文の多い料理店』を、子どもも大人も楽しめるコミカルでより人間味溢れる作品に仕上げました。

張子の技でヘッドドレス
 登場する山猫とその召使は、猫の頭をモチーフにしたヘッドドレスを身につけています。岩手県を拠点に活動しているコシェルドゥの作品で、この舞台の様相に見事に融合しています。

賢治の歌とともに
 宮沢賢治は童話にあわせてたくさんの挿入歌を作りました。「牧歌」や「剣舞の歌」、「黎明行進歌」などなど。そんな賢治の歌にアレンジを加えて、劇中にふんだんに盛り込みました。素朴な賢治音楽の世界も併せてお楽しみください。

演出 八木澤 賢
栃木県出身。劇団東演に在籍後、主宰劇団を設立し、賢治童話など30本以上の作品の演出を手掛ける。2012年、劇団なすの・那須塩原市・那須塩原市教育委員会主催『那須野の大地』演出。東京芸術座、かわせみ座、らくりん座などの学校公演や「次代を担う子どもの文化芸術体験事業(巡回公演事業)」(文化庁主催)に参加。

脚色 澤藤 桂
岩手県出身。2004年に処女作『蔵』で劇作家協会新人戯曲賞最終候補に選ばれる。2006年に『川竹の流れ流れて、あゝゴールデン浴場』でテアトロ新人戯曲賞佳作を受賞。2009年金ヶ崎町第一回町民劇場『千貫文の娘』の脚本を担当。日本演出者協会会員。

音楽 阿部 明子
山口県出身。大学で音楽教育を学ぶ。 知的障害者施設に勤務後、専門学校で音楽療法やピアノ伴奏法を学ぶ。2011年、朗読劇『楢ノ木大学士の野宿』で宮沢賢治作詞作曲の音楽をアレンジ、演奏。現在、国立音楽院ピアノ伴奏助手。川口シティオペラ合唱団所属。

衣装協力 コシェルドゥ
岩手県を拠点に活動するデザイナーユニット。岩手県内の漆や成島和紙などを素材に、漆塗りや張子などの工芸技術を取り入れた商品開発に力を注いでいる。張子独特の自由なカタチ、そして紙の軽さ、漆の耐水性や丈夫さを研究し、これまでにない自由な発想のバッグやアクセサリーを製作している。

紳士(鈴木) 紳士(山本) 紳士(鈴木)の犬
山猫様 山猫様の召使 ピアノ奏者

上演台本のダウンロードは以下のリンクをクリックしてください。

スタジオ・ポラーノ版『注文の多い料理店』

お申し込みの際の参考にしてください。なお、実際の公演と台詞や演出が異なる場合もございますのでご了解ください。